投資信託は損?

信託報酬に気をつけないと失敗するよ

投資信託の主な手数料と言うと、2つあります。
販売手数料と信託報酬です。

販売手数料は、その名の通り、販売するときに手数料として取られるお金です。
投資信託を購入するときに、購入額に○%上乗せされて請求されます。

一方の信託報酬は、運用に対する手数料と考えればいいでしょう。
このお金は、私たちが預けている信託財産のなかから毎日勝手に引かれます。
追加の手数料としてはお金がかかりません。


販売手数料は、直接取られるお金なので、投資信託購入時に気にする人が多そうです。
100万円投資信託を購入して、場合によっては3万円とか4万円とか取られることがあるわけです。
当然気になります。

しかし、信託報酬は預けたお金から勝手に引かれるので、あまり重要視していない投資家が多そうです。
高くても、一年間に1.5%から2%程度と言うことが多いので、それほど高くないという意識を持っている人も多いのかもしれません。

ただ、年間1.5%とか2%の信託報酬が、投資結果に大きい影響を与えます。
どのくらいの影響があるか、実際に計算して見ましょう。

年間2%の信託報酬をとる投資信託を、100万円分買ったとします。
これを15年投資したとしましょうか。
残念なことに、この投資信託の基準価額がまったっく変わらなかったとします。
つまり、あなたの100万円は、ずっと100万円だったとしましょう。
このとき、投資信託の信託報酬は、いくら取られているのでしょうか?

このケースだと投資信託の信託報酬として、あなたが預けている財産から毎年2万円引かれます。
それが15年続くのですから、合計で30万円引かれたことになります。

100万円の投資額に対して30万円の手数料は相当高いと思いませんか?
はっきり言って、こんなに手数料を取られたら、投資の成功確率は相当下がるでしょう。

投資信託で儲けたい人は、高い信託報酬のファンドは避けるのが無難です。

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