投資信託は損?

投資信託は損?

アクティブ運用とパッシブ運用

投資信託の運用方法には、アクティブ運用とパッシブ運用の二つがある。

アクティブというのは、「活動的」とか「積極的」という意味。
パッシブはアクティブの対義語で、「受動的な」というような意味。

投資信託の場合、アクティブ運用の場合はファンドマネージャーと呼ばれる人が、投資する株式や債券を独自に選び積極的に投資する。
パッシブ運用の場合は、決められたルールに従って、機械的に株式を運用する。
例えば、日経平均株価指数に連動するように運用するわけである。

一般にアクティブ運用の方が、パッシブ運用より手数料が高い傾向が見られる。

投資信託は何に投資する?

投資信託は、次のような金融商品に投資する。

・国内株式 日本の市場に上場されている株式に投資。
・国内債券 日本国債や、日本企業の社債などに投資。
・海外株式 アメリカや中国など、日本以外の企業の株式に投資。
・海外債券 アメリカや中国など、日本以外の債券に投資。
・REIT 上場不動産投資信託に投資。
・コモディティ 商品に投資。商品とは、金やプラチナなどの貴金属、原油などのエネルギー、とうもろこしなどの農作物を指す。
・投資信託 投資信託に投資する投資信託も存在する。ファンド・オブ・ファンズと呼ばれる。コストが高くなる傾向も。

このように、あらゆる金融商品に投資できるのが、投資信託の魅力といえる。

販売会社はノーロードファンドでどうやって儲けている?

投資信託には主に二つの手数料があります。
一つは販売手数料で、もう一つが信託報酬です。

販売手数料は販売会社に支払われる手数料です。
販売にかかる手数料という事で、投資信託の購入時に一回だけ支払います。
最大3.5%程度かかります。

一方の信託報酬というのは、投資信託の運用に対して支払われる手数料です。
運用に関する手数料という性格上、運用資金から毎日少しずつ支払われます。
年率に直すと、最大で運用資金の2%程度になることが多いです。


さて、投資信託のなかには販売手数料がかからないものも存在します。
これらの投資信託をノーロードファンドといいます。

ちょっと不思議に思うのが、販売手数料を払わない場合、販売会社の取り分はどうなるかという点です。
販売手数料がかからないわけですから、販売してもメリットはなくなってしまいますよね。
実は、信託報酬の一部は販売会社に支払われています。
ノーロードファンドの場合は、信託報酬が高めに設定されていることも多いようです。

投資信託を購入する際は、注意が必要ですね。

信託報酬って、どんな手数料?

信託報酬というのは投資信託の運用に関する手数料です。
投資信託を運営するには、様々なコストがかかります。
ファンドマネージャーを雇ったり、事務手数料がかかったりしますよね。
このコスト分として、徴収されるのが信託報酬です。

運営費という手数料の性格上、信託報酬は毎年徴収されます。
厳密に書くと、信託報酬は毎日徴収されます。
年間の信託報酬を一日当たりに直し、その額を日々徴収されるのです。

信託報酬は高いものだと、年率2%を超える場合もあります。
ファンド・オブ・ファンズの場合は、見えない手数料がありますから、もっとコスト高になる可能性もありますね。

販売手数料とノーロードファンド

販売手数料というのは、販売窓口である証券会社や銀行に支払われるお金です。
購入のときに一回限りの支払いです。
販売手数料は、投資信託によって様々ですが、高いものでは3.5%を超えるような投資信託すらあります。
100万円分投資信託を購入すると、35,000円は手数料で取られるということです。

さて、最近ノーロードファンドというファンドがはやっているようです。
簡単に言うと、販売手数料がかからないファンドです。

ノーロードファンドの取り扱いは、ネット証券会社が取り扱いが多いようです。
店舗が無いので、コストがかからないのでしょうね。



投資信託とは…初心者向け おすすめネット証券会社やETFとの比較など

投資信託の手数料

投資信託には、さまざまな手数料がかかります。
その中でも、信託報酬販売手数料の二つが特に大きいようです。

株式に投資する投資信託の場合、信託報酬は2%くらいでしょうか。
販売手数料は3.5%かかるものもあります。
ということは、投資信託の手数料は、初年度は年間5.5%程度、あるいはそれ以上かかる可能性があります。
例えば、100万円の投資信託を購入したとしたら、55,000円は手数料で消えるのです。

はっきり言って、このような高い手数料を取られると、投資に成功する確率は低くなります。
予め手数料を調べた上で購入することが大事なのです。

ファミリーファンド方式

ファミリーファンド方式というのは、投資信託の仕組みの一つです。

運用会社はベビーファンドとマザーファンドという二種類のファンドを作ります。
私たちが投資できるのは、ベビーファンドです。
ベビーファンドは直接株式などを購入するのではなく、もっぱらマザーファンドに投資します。
マザーファンドは株などの、投資対象になっている金融商品などを購入します。

投資の形はファンド・オブ・ファンズに似ています。
ただ、ファンドオブファンズのような、手数料が二重にかかるということはありません。
マザーファンドはベビーファンドと同じ運用会社に属しているからです。
パンフレットなどに書かれている手数料以外はかからないということです。

ファンド・オブ・ファンズ

ファンド・オブ・ファンドズというのは、ファンドに投資する投資信託のこと。

メリット
通常の投資信託より、さらに分散投資が図れるというメリットがある。

デメリット
ファンド・オブ・ファンズのデメリットは、コスト高になるということ。
ファンド・オブ・ファンズが購入した投資信託にも、当然ながら信託報酬などの手数料がかかる。
つまり、投資信託2つ分の手数料を支払うことになる。

ちなみに、パンフレット等にはファンド・オブ・ファンズ自身の手数料しか明示されていません。
実際は、それ以上に手数料がかかることを認識しておくべきでしょう。

まあ、やめておいた方が無難かな。

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